• 投稿:2021年4月12日
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支部長通信2021 3月号

3月に入りました。ワクチンの供給も始まり、徐々にその後の声などが聞こえ始めてきてますね。しかし、各地ではお花見の自粛を呼びかけており、公園の駐車場等は、閉鎖をしているところもあるようです。今年もお花見はお預けっぽいですね。まぁしかし、お花見は宴会をすることが主ではなく、桜を愛でることが主であるならば、それは別にコロナとは関係なく、静かにできることですからね。今年も満開に咲く綺麗な桜を見ながら、少しでも季節感を感じたいと思います。とはいえ、まだ3月初め。まだまだ寒い日が続きますので、皆さまご自愛くださいね。

3月3日

兵庫地域会に所属している吉田さんが委員長を務める支部資格制度委員会が本日の午後から開催されましたので、参加いたしました。新規で登録建築家への申請をされている方々、更新の方々等を再確認し、問題がないかをチェックしました。認定評議会は現在、本部で一括されているので、近畿支部では問題が無いかの確認に止まります。委員会内でも芸術性をどう評価するか?というのは議論として話題に上がりましたが、非常に難しい判断だということは分かりました。(私はそれほど難しいことだとは思いませんが、いろいろな人の意見があるようですので、難しいんでしょう)しかし、この登録建築家制度。民間資格までもっていければ、という話もあるようですが、日本の場合、そもそも1級建築士という国家資格がある限り、民間の資格制度はさまざまな意味において、それを超えることはないように思います。建築士資格がLicenseならば、登録建築家はApproved Architectといったところでしょう。ではそれをApprove(認定)しているのはどこか。JIAです。しかしJIAは建築家が集まる団体であり、それぞれは会員です。つまりmemberです。JIAという団体が認めるApproved Architect(登録建築家)。しかし、主張している関係性を聞くと登録建築家(Approved Architect)の方がJIA会員(membership)よりも上。まずはJIAが認める登録建築家になることが先で、会員になることはその次…。しかし、そもそもJIA会員(member)になるには1級建築士(国家資格つまりLicense)保持者でなければなりません。うーん、なんだか分かるような分からないような…。現時点でもJIA会員ではないが、登録建築家であるという方々がおられますが、この方々は登録建築家になることに魅力を感じている、もしくはメリットを感じてはいるが、JIA会員になることにメリット、または魅力を感じていないということなんでしょうか?国内では建築士の資格が無ければ仕事はできませんが、登録建築家になっていなくても仕事はできますし、そもそも一般的に認知もほぼされていません。そうすると益々この登録建築家制度は誰のためにあって、何のためにあるのか?謎が深まるばかり。委員会内では、登録建築家である一人一人が、まず名刺や自身のウェブサイトに登録建築家と書いて、一般の認知度を高める活動を行うべきという意見がありましたので、とりあえずそういうところから始めますか。それにしても、この登録建築家という響き、直訳すれば恐らくregistered architect。個人的にはなかなか好きになれない言葉です。単純にArchitectで良いような気もしますが、皆さまいかがでしょう。 やはり、これはもっともっと議論をすべきだろうと思いますので、この辺で…。

3月4日

昼から本部のパンデミックワーキンググループ主催の全国支部長オンライン意見交換会というのが開催されました。全国のオンライン化の状況を確認しながら、それぞれが持つ情報の共有を図ろうというのが趣旨です。沖縄から北海道まで、各支部長がそれぞれの支部における状況を発表し、その後、意見交換会が行われましたが、オンラインによって、未だに一度もお会いできていない方も多く、なかなか意見交換をする場がない状況で、こういう意見交換会は大変有意義でした。もっともっとやるべきだと思いましたので、次回の本部理事会で提案をしたいと思います。しかし、全国の支部の報告を聞いているとそれぞれの支部によって、スタンスはさまざまなんですね。慎重派の支部と行動派の支部に分かれているような感じで、慎重派は、あまりオンライン化に対応して切れておらず、行動派はいろいろと試行錯誤をしながら進んでいるというような状況です。すみません、簡単ですが、一言でまとめるとそういう感想を持ちました。もちろん技術的な話にまでおよんだ突っ込んだ話もしておりますので、詳しく知りたい方は、いつでもご連絡ください。

13時半~15時まで(少し時間が押しましたが)が意見交換会で、15時から17時までが関西建築家新人賞の書類選考会(オンライン)。ZOOMからZOOMへ。便利になりましたが、逆に予定が分刻みになりました。私は支部長としてオブザーブしただけですが、今年の応募者も多種多様で、審査委員の先生方の講評を聞いているだけでも面白かったです。次回は現地審査へ残った作品の現地審査ですが、これも今月中に2日間に渡って行われます。江副表彰委員会委員長が出席できないため、私が支部長として代わりに立ち会うことになりました。過去に私も数度、応募者としてこの新人賞の現地審査に残り、その度に悔しい思いをしてきましたが、まさか逆の立場(もちろん私は審査する立場ではないので、単なる立会ですが)でこういう場に立ち会えるとは、思いもよりませんでした。個人的に見てみたいなぁと思う作品もあり、非常に楽しみです。ラッキーですね。(笑)そして、応募者の皆さんには是非緊張せず、伝えたいことを審査委員の方々に伝え、全力を出し切ってもらいたいと思います。頑張ってください。

ちなみに16時半から18時の広報委員会は、そんなこんなで参加できませんでした。初めての欠席です。

3月10日

協力委員会の日でしたが、いろいろと打合せが重なり、最後の30分程度の参加となってしまいました。終盤のみの参加だったこと、資料の送付が無かったことが重なり、皆さまにご報告できる内容がございません。来月は何かしらご報告ができればと思っております。このたび新しく協力会員になっていただいたFKK株式会社のご担当者も参加されていましたので、今後のご活躍を楽しみにしております。毎月のようにJIAへの入退会が報告されますが、当然ながら退会の報よりも入会の報の方が嬉しいものですね!

3月15日

本日は学生委員会に参加させていただきました。20時スタートでしたが、委員会活動の今後、その他の話、いろいろと話が盛り上がり、あっという間に22時になっていました。相変わらずリモートですが、前田委員長は現場がある福井県のホテルから参加で、去年までは想像もしていなかった状況ですが、これはこれで、どこにいても会議ができるので、本当に便利です。学生は3名参加していましたが、実際に活動をしているのは5名程度と、あと2名程いるようです。今後、この学生委員会の活動が活発になり、参加学生がどんどん増えることを願っています。ちなみにこの学生委員会のネーミングが面白いんです。学生が学生だけで話し合い、導き出したネーミングです。「Hazama Lab.」だそうです。大学院生で構成されているので、学生と大人の狭間に居るからだそうです。素晴らしい!JIA近畿支部学生委員会、通称hazama Lab.の活動を是非応援してあげてください!今年の5月に発刊予定の近畿支部の広報誌にも1ページに渡り、学生委員会の活動が紹介されますので、是非注目してあげてください。

3月16日

本日は、総務委員会の開催がありました。所用があり、私は初めて自宅から参加。リモートの便利さを実感しました!というのも本日の総務委員会はどうしても出なければならないと思っていました。組織設計事務所のJIAに入っていない若手社員に集まっていただき、JIAに対するイメージや、なぜ入会しないのか、もし入会したらどんな活動がしたいか、また、どんな活動があれば入会するか、他の組織と、どのように差別化しているか等、多岐に渡り、ざっくばらんに意見交換をする機会でした。参加者は、大建設計から数名、東畑建築事務所から1名、昭和設計から数名、安井建築設計事務所から1名でした。中には日本建築協会のU35の活動をしている方が数名居ましたが、U35の活動はするけどJIAではなぜ活動しないのか?という問いに対して、JIAとの接点がない、会費が高い、どんな活動をしているのか、正直分からないという意見が出ました。中でも日本建築協会は学生の頃から賞等で、参加し、そのままU35の活動へと移行しているようで、その後の若手同士の繋がりというプラットフォームができ上がっているということでした。さらに組織事務所ではJIA会費の半額または全額を会社が負担しているところが多く、そういう性格上、どうしても社内のベテランに声がかかり、若手には声がかからないというのも一つの要因であるように思います。若手は社内でも一番働き盛り世代。会社にとって、そんな大事な世代の大事な時間をJIA活動などで、取られたくないというのも本音でしょう。まぁ、しかし、それはさておき、活動が魅力的であれば、若手も月4,000円程度の会費を払ってでも入会はすると思います。1カ月4,000円程度の会費を高いと思うか安いと思うかは、本人の活動次第。入会して何がしたいかということです。個人的な話をして恐縮ですが、私なんかは、大学を卒業するまで海外に居たので、日本に帰国したのが1994年。高校の友達も大学の友達も日本にはいなくて、誰とも、なんの繋がりもないまま、日本社会で働き始めました。そして2002年に独立するんですが、独立しても、やはり周囲との繋がりは薄く、2005年にJIAに入会するまでは本当に孤独でした。そもそも最初の数年は仕事もないですからね。昼間は現場の荷揚げ屋(職人達の生の声が聞ける)や、引越し屋(住宅のプランを考えるのに役立つ)のバイトをしたり、専門学校で教えたり、とにかく下請けの図面書き以外で建築に関連するバイトをしながら、夜は梅北ヤード(今グランフロント大阪とかができていますが)のコンペや、その他参加できるコンペを探しては応募する日々。そして独立して3年後の2005年当時、生山さん(故人)と青砥さん(大阪)に押され、JIAに入会しましたが、その後は、一気に横の繋がりができていきました。生意気な私を諸先輩方は温かく我慢強く見守ってくれ、支えてくれました。多くの「憧れの建築家」とも会え、賞もいただき、建築相談では数多くの施主と出会い、仕事をさせていただきました。この人の話を聞いてみたいと思った時は即行動に移し、色んな方をお呼びして講演会を開きました。時には海外からも呼んだこともあります。(シナリオを作り、予算さえ成立していれば、なんでも可能です)それもこれもJIAに入ったからです。入るメリットは?とかよく聞かれますが、メリットは自分で作るものです。面白いことを企画し、実行する。そのプラットフォームがJIAです。それを諸先輩方が、JIAがバックアップする。今は、いつの間にか自分がバックアップする側にいます。今がチャンスですよ。若手にはどんどん入ってもらって、自由な活動をしてもらいたいものです。

3月17日

昨日の新聞にJIA建築大賞の記事が載っていました。今年のJIA日本建築大賞は275応募作品の中から、青木淳、西澤徹夫、森本貞一、久保岳の4名による京都市美術館が選ばれました!皆さま、おめでとうございます!また、JIA優秀建築賞には、安田幸一さん設計の福田美術館(これも京都!)と日建設計の勝山太郎さん設計の松山大学文京キャンパスmyu terraceが選ばれたようです。勝山さんは近畿支部所属で支部役員(今期で退任)でもあります。勝山さん、誠におめでとうございます。機会があれば、勝山さんの解説付きで松山大学の見学や、安田さんの解説付きで福田美術館を見学したいと思いますので、どなたか是非企画をしてください!

3月18日

本日は、ほぼ終日JIADayです(笑)。朝から本部理事会勉強会と午後から本部理事会の日でした。11時半~16時半頃までというのはなかなかの長丁場!でも、まあ東京までの移動が無い分、マシなんでしょうね。午前中の勉強会は「美しい国土づくりと地方創生」と題して国土計画家・コンセプターの金野幸雄さんにご講演いただきました。丹波篠山を拠点として活動し、その活動が国に認められ、建築基準法を含め、さまざまな関連法案を変えていき、地方創生を全国展開されている方です。面と線と点を面が土地利用、線が道路網、点が建築と説明され、それらを組み合わせて、質、つまりクオリティーをどう高めていくかという話は面白かったです。話の中心は、そのなかでも面と点だったと思いますが、点、つまり建築では多くの古民家再生をされていて、それを事業として軌道に乗せるところまでサポートされています。今後の建築家にも求められる資質だと感じましたし、実際に既に多くの建築家がこういう活動に積極的に参加もしていますよね。いつも通り、30分の休憩を挟み、13時半からは理事会です。理事会では、審議事項として、入退会承認、会員資格喪失者承認、委員会委員就任承認、フェロー会員承認、2021年度事業計画案および予算案承認です。その中でもフェロー会員として近畿支部の西濱さん(大阪)と小田さん(京都)が承認されました。西濱さんはなんと1994年入会!凄い!大先輩ですね。近畿支部から推薦した方2名とも承認されました。おめでとうございます。お二人ともまだ60過ぎ、JIAでの活躍を益々期待しています。協議事項は委員会規定の改定等、文書の署名・捺印の件、小規模建築会議設置準備WGからの議題などです。報告事項は総務委員会、表彰委員会、SDGs建築フォーラム実行委員会、広報委員会、業務委員会、UIA region 4会長会議報告、JIA建築家大会2021沖縄、各種活動報告、業務執行状況報告等です。これまでに何度も議論を続けてきましたが、沖縄大会がリアルに開催される(今のところ、そういう流れですが、今後の状況次第ではまだどうなるかは分かりません)ということは非常に嬉しいことです。もちろんオンライン配信等も交えてということのようですが、その辺りの詳細は未定です。沖縄大会のテーマは「首里城の輪郭―失われたことで見えてくるもの」です。なかなか魅力的なテーマですね。大会のレセプションパーティーは首里城の広場だそうです。11月初旬(大会は11月4日~6日)の沖縄はまだ温かく、屋外でも全く問題がないそうです。二次会等も屋外で企画が進んでいるようですよ。凄く魅力的ですよね。首里城の広場でのレセプションパーティーは沖縄県から特別に許可を得たそうです。JIAメンバーで良かったと思いませんか?消失した首里城を会員の皆さまにもみてもらおうという沖縄支部メンバーの計らいだそうです。大切なことだと思います。その他魅力的な企画を立案中とのことですので、是非11月4日~6日は沖縄に集まりましょうね!!!まだ沖縄支部のウェブサイトにも案内は出ていませんので、このリーフレットは、あくまでたたき台案で、今後変わる可能性もございますが、現時点でのリーフレット案を添付しますね。11月3日は文化の日でお休み。どうでもいいですが、11月2日は私の誕生日なので、どうせなら11月1日頃から7日まで休みをとって沖縄に行っても良いかなと思ってみたり…ニヤリ。

3月19日

「トウキョウ建築コレクション」というのをご存知でしょうか?建築を学ぶ全国の修士学生による修士設計、修士論文を集め、審査、展示するイベントなんですが、今年で15回目を迎えるようです。今年も3月2日から7日まで開催されたんですが、残念なことにほぼ東京の学生が各賞を受賞しています。1名だけが九州大学でした。先日の学生委員会で前田委員長が、この話を学生にしたところ、誰も知りませんでした。関西の学生には認知されていないんでしょうかね?なんだか今年の内容の記事を読んでいても、審査委員、参加学生、共にほぼ東京が中心で非常に残念に思いました。全国の学生対象と言っている割には…って感じです。トウキョウ建築コレクションというネーミングだからでしょうかね?分かりませんが、是非関西の学生にも参加してもらいたいものです。各大学の先生方、よろしくお願いします。

3月20日

昨日は本部国際委員会のWEBINERがありました。海外で活躍する日本人シリーズです。がしかし!!パソコンを前にして、仕事に集中してしまい、うっかり忘れてしまいました。気付いた時には既に9時半…。時すでに遅し。まだ数回ありますので、次回は皆さんも是非!クロスボーダーアーキテクトシリーズです!

JIA国際委員会 ウェブサイト
クロスボーダーアーキテクト《越境建築家》たちとの対話シリーズー国境を越えて生きる建築家8人に聞くー
https://jia-intl.org/webinar2020-2021/

3月21日

昨日は朝から終日、関西建築家新人賞の現地審査1日目。大阪市内からスタートして、最後は滋賀まで。そしてそこから梅田まで戻ってきて解散です。コロナ禍ということで、コンビニ弁当を車内で食べながらの長距離移動。審査委員の方々の苦労が見えました。お疲れさまでした。当然ながら、私は単なる立会人ですので、皆さんの意見を聞きながら、フムフムと一人考えるのみ。心の中でうなずいてみたり、考え込んだりしていました。ちなみに今年の審査委員の方々は、審査委員長にNTTファシリティーズの畠山さん、委員にE-DESIGNの忽那さん、ARUPの荻原さんの3名の方々です。建築設計、ランドスケープデザイン、環境デザインとさまざまな観点と、それぞれの視点で審査をする様は、立ち合っていて非常に面白かったです。同じ建築なのに見る視点が違いだけで、感想が違ってくる。フィルターが違うと入って来る情報の内容が違ってくる。当然ですね。一方で、大きい枠組みでは皆さん、意見が同じ。これもまた興味深い。まだ、もう1日(明後日です)現地審査がありますが、引き続き、よろしくお願いいたします。

3月22日

今日は支部役員会がありました。役員会前には、活性化戦略会議と称して、役員会が始まる1時間前に集まり(と言ってもオンラインです)、役員会で議論される内容を事前に正副支部長ならびに各地域会長と共有し、意見を伺うというものです。そうすると役員会がスムーズに進行できるということですが、それでも役員会は2時間では終わりません。なかなかの長丁場。本部理事会等は、そう考えるとスムーズに進行している方だと思います。さて、本日の役員会の内容です。審議事項は無いため、協議事項のみです。その協議事項は、支部総会をどのような形で行うのか。各支部が悩んでいることだと思います。オンラインでいくのか、リアルで行うのか、それとも併用で行うのか。春に総会を行うとすれば、次回の役員会で結論を出さなければなりません。JIAマガジンの内容をJIAのWEBに掲載するか否かということが本部広報委員会で話し合われています。各支部でも議論をして欲しいということで、これについても話し合いました。結論から言いますと、WEB公開については賛成、しかし、その方法については効果的な方法をきっちりと検証した上でということでした。例えば検索で引っかからなければ意味がない、過去の内容も見れるアーカイブ化が望まれる、協力会員には送られてこないので、協力会員にも送って欲しい、またはWEBで見れるようにして欲しい等です。これらを本部に提案したいと思います。会費の未納者の問題についても議論しました。3年間未納になると、会員の資格停止処分となり、JIA会員ではなくなります。近畿支部所属では8名の方々がこれに該当します。既に1名の方については、本人から退会を申し出ておられます。

しかしです。退会するのは本人の自由ですから、構いませんが、3年分の会費を滞納した上で退会するというのは、それこそ「建築家」として、そのモラルに欠けるのではないでしょうか?そういう人が「建築家」と名乗って仕事をしているというのもどうかと思います。1年ならうっかりというのもあり得るかも知りませんが、3年というのはどうなんでしょう。それでも、中にはJIA活動を継続している方もいますが、私にはこういう方々はちょっと理解できませんね。この8名の方々については、今月末までに支払いが無ければJIA会員としての資格停止となりますが、中には毎年最も古い過去1年分のみを支払い、常に3年分滞納されている方がおられます。本当にやり切れません。名誉会員の推薦の時期も迫っており、そのことについても議論をしましたが、今年度は該当者なしということで支部からの推薦はございませんでした。支部役員改選結果の報告がありました。幹事は改選定数10人で、以下の方々が新任、または再任されました。前畑和生さん(滋賀地域会)新任、原田稔さん(京都地域会)新任、山岡哲哉さん(兵庫地域会)再任、森田昌司さん(奈良地域会)新任、橋本浩行さん(和歌山地域会)新任、村地譲一さん(大阪地域会)新任、橋本頼幸さん(大阪地域会)再任、伊藤仁志さん(大阪地域会)新任、田中公康さん(大阪地域会)新任、榊原節子さん(大阪地域会)新任。そして、監査は改選定数1人で、八木康行さん(兵庫地域会)新任が確定しております。皆さま、よろしくお願いいたします。その後のラーニングサロンでは、四国支部の方々3名(愛媛の和田さん、香川の岡村さん、平野さん)による「WMFの文化遺産の保存修復活動の四国支部実例について」というタイトルで講演をしていただきました。1時間という枠にも関わらず、1時間半という長い時間をとっていただき、ありがとうございました。NYに本部があるWMFのWMWに認定されるとスポンサーから保存修復活動費用の半分の助成を受けることができます。これで修復されたのが、愛媛の少彦名神社の懸け造り、宇和島の小西本家(色ガラスの家)、香川県立体育館です。このWMFが審査基準として大切にしていることは、地域の方々が、その建物とどのように関わっていくのかということです。つまり修復されても地域の方々の関心が無ければその建物は同じ運命を辿る可能性があるからです。そうならないためのスキームをきっちり練らないといけないということ。またそれを確認するためにWatchDayという日が定められ、WMFがその修復後も視察に来ることなど、その建物と地域の方々との関わりが重要であるということが分かりました。非常に有意義な活動だと思いますし、これを多大なる行動力を持って、膨大な資料を作成し、実現された四国支部の方々に敬意を表します。素晴らしいと思いました。14時から18時半までの長丁場でしたが、有意義でした。(ちなみに私はその後、19時半から東京の施主とオンライン打合せがあり、結局14時から21時頃までずっと画面の前に居たことになり、終わった後は、クタクタでした。)

3月23日

今日は先日の関西建築家新人賞の現地審査2日目です。といっても、先日4名の方の作品を審査したので、今日はお一人だけですが。現地審査地まで行って帰ってというトンボ帰りでしたが、非常に面白い作品でした。これからが楽しみです。

3月25日

これまでに何度も書いてますが、今年の5月に久しぶりに近畿支部の広報誌が復活します。とりあえずは1年1冊のようですが、人と会えない新時代だからこそ、またデジタル社会だからこそ、印刷物の大切さを再認識し、昨年より1年間進めて参りました。そして、私も取材対象となり、お勧めのお店をご紹介することになり、本日はその取材日でした。お店にも協力していただき、14時からランチを食べながらの取材でしたが、熱く語ってしまいました。どんな記事になるのか、楽しみです。乞うご期待。

という訳で、3月も終わりましたね。東京も緊急事態宣言が解除となり、オリンピックの聖火ランナーもスタートしていますが、逆に一足先に緊急事態宣言が解除された関西では、また感染者が爆発的に増えているというニュースを目にします。「まん防」なる、あまり馴染みのない言葉(法律?)を連日のように聞きます。このコロナ、いい加減にして欲しいですね。このままいけばオリンピックは本当に開催されるんでしょうか?そして気になるJIAの沖縄大会。全国のJIA会員がストレスを抱えながらも新しい価値観の中で生活や仕事を強いられているからこそ、なんとしても沖縄大会は開催してもらいたいと切に願いますが、どうなるんでしょうね。今月も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

近畿支部 支部長 津田 茂

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