滋賀県では2021年度より、建築物へのびわ湖材の利用に精通した建築士等の育成のため、「滋賀県木造建築セミナー」を開催しています。このセミナーでは、中大規模木造建築の設計手法や木構造・防耐火・耐久性等の専門知識とびわ湖材の特性や流通状況等について学び、一級建築士や森林・林業・木材産業等実務者、建築発注者担当者と議論や交流を深めてきました。さらに、設計演習課題にも取り組み、セミナー最終日にその成果を発表しました。このセミナーの所定の課程を修了した一級建築士と森林・林業・木材産業等実務者は、中大規模木造建築物にかかる一定の技術とノウハウを習得した技術者として下記のとおり掲載されています。
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/ringyou/323678.html
公益社団法人 日本建築家協会近畿支部 滋賀地域会のメンバーも積極的に参加しました。大村悟子(株式会社 大村建築設計事務所)・木村敏(b.i.n木村敏建築設計事務所)・宮村太(宮村太設計工房)・平居晋(有限会社 A.SITE)が初年度のセミナーを修了し、掲載されています。
このように地域材(びわ湖材)の活用に向けた取り組みを地域会でも進めていきたいと考えています。
関連記事