イベント名称 | 2015年秋の「四君子苑」見学会 |
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開催日時 | 2015年11月11日(水) 14:30〜16:00 |
募集期間(締切日) | 終了 |
内容 | 近代数寄屋の巨匠吉田五十八による |
参加対象 | 一般 |
定員 | 20名 |
参加費 | 一般2000円 京都地域会会員1500円 |
申し込み方法 | (株)一級建築士事務所 設計組織DNA/角直弘 |
会場 | 北村美術館 |
住所 | 京都市上京区河原町今出川南一筋目東入梶井町448 |
地図の表示 | 京都市上京区河原町今出川南一筋目東入梶井町448 |
主催・共催等 | JIA近畿支部京都地域会 |
【レポート】
■見学後記 さる深秋の京都、鴨川デルタ西岸。北村美術館に隣接する昭和近代数寄屋の名作「四君子苑」の見学会を行いました。参加は京都地域会7名、スタッフ6名、他地域会6名、スタッフ5名の総勢24名の方々にご参加いただきました。概要はhttp://www.kitamura-museum.com/shikunshien.htmlにありますが、当日は現地スタッフの方々、また当会員である長瀬博一氏より建物について詳しく案内いただくことができました。見学先は茶道具の収蔵で知られる北村美術館創設者の北村謹次郎の邸宅です。もともとは明治の名工であった北村捨次郎によって建てられた純数寄屋に昭和36年吉田五十八によって増築(RC造)が行われました。増築部はいわゆる吉田流数寄屋が随所に展開された構成になっており、その精緻なディテールといまもって狂いのない施工精度の高さに驚きました。また捨次郎による数寄屋建築も寄付、渡廊下、離れ茶席へいたる動線等、内外が一体となった空間の流れは平成のこの時代にあっても新鮮に感じるとともに、現代建築へも深く影響を与えてるようにも感じました。名作と呼ばれる建築の普遍性にふれたひとときになったように思います。
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