2016年JIA京都地域会の見学会は徳島県鳴門市へ増田友也の建築作品を訪ねてまわります。当日は鳴門文化会館の設計担当者で、京都大学名誉教授の前田忠直先生とご一緒していただき、当時の設計や工事現場の風景をお話いただけます。皆様奮ってご参加下さい。
日時:6月1日(水)
8:00 京都市営地下鉄竹田駅北側改札集合
10:30 現地見学
19:00 京都市営地下鉄竹田駅解散予定
(小型バスにて移動)
場所:鳴門市役所、鳴門文化会館他予定
定員:20名程度
会費:京都地域会会員10000円 その他 11000円*昼食実費
申込ご希望の方は問合せ先までメール、電話、FAXにて。氏名、所属先、携帯電話番号、e-mailをお知らせ下さい。
定員となりましたので募集を締め切らせていただきました。
イベント名称 | 鳴門へ増田友也建築を訪ねる 前田忠直先生とともに |
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募集期間(締切日) | 申込先着順にて定員次第〆切 |
講師 | 前田忠直 |
参加対象 | 一般 JIA会員 |
定員 | 20名 |
参加費 | JIA京都地域会会員および関係者10000円/その他11000円 |
募集要項 | 募集要項 |
住所 | 鳴門市役所、鳴門文化会館他 |
地図の表示 | 鳴門市役所、鳴門文化会館他 |
主催・共催等 | 主催:JIA近畿支部京都地域会 |
CPD単位 | 申請中 |
お問い合わせ先 | スペースクリップ一級建築士設計事務所 tel 075-354-6286 fax 075-741-6897 e-mail okada@spaceclip.jp |
【レポート】
2016年6月1日、徳島県鳴門市へ「鳴門文化会館/鳴門市役所」を中心に増田友也の7作の建築を見る機会に恵まれました。講師として京都大学名誉教授の前田忠直先生を向え、闊達で楽しい話を聞けた一日になりました。参加は京都地域会16名、正会員4名、一般3名、講師1名。合計24名の方々にご参加いただきました。まずは淡路島にある「旧南丹町役場」にはじまり、今回唯一の増田作品以外である丹下健三設計「若人の広場」を見学。当時は「東の丹下健三、西の増田友也」と言われており、両者の作品を比較する上でも興味深いコース設定になったと思います。昼食後は「鳴門文化会館」の大ホールや練習室など主たる場所からバックヤードまで、前田先生と市役所の方の案内で見学させていただきました。続いて広場を挟んで向かいにある「勤労青少年センター/老人福祉センター」を見学。撫無川の向かい岸から川を挟んだ二つの建築の外観をゆっくりと見たかったのですが、残念ながらその時間はなく、「鳴門市役所/鳴門市民会館」へ移動。鳥居型の構造フレームに折板構造の屋根。その造形や構造によって用途/機能の解決を果たしていく設計に、普遍的な設計姿勢のあり方を垣間みました。最後に再度淡路島で途中下車して「洲本市庁舎」を見学。HPシェル屋根を持ち、その形態が議場空間に反映されています。残念ながら隣接地では新庁舎の工事も進められていますが、なんとかこの庁舎を次世代へ活用できるような方法を考えて欲しいと思います。
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