
近畿支部長メッセージ

公益社団法人日本建築家協会近畿支部
支部長 萬野 光雄
建築家ってなんですか?
最近「建築家ってなんですか?」と聞かれなくなりました。建築家が社会に浸透してきたのかなと感じてきたのと同時に、建築家が随分と変わってきたなと思うこの頃です。建築家って、建築を考えてつくりますが、町(街)のあり方を考えたり環境に対して提案したりします。また古い建築の修復や活用または保存に関わったりもしますし、建築と同時に椅子やテーブルなどの家具も設計します。皆さんの身近でニュースになるのは、国家規模の国立の施設や町のシンボルとなる音楽ホールや図書館などの公共施設ですが、実は住宅はもちろんですし、最近多くなったリホーム、リノペーションや各種のレストランやブティックのようなインテリアの多くは建築家の設計です。このように町の至る所で建築家は活躍しています。これらは多くの専門の技術や知識を持った人たちと共につくります。皆さんの身近な大工さんもその一人で、建築家はそういった人たちの能力を理解し、まとめる役を担っています。
建築家の社会活動
建築家は町の至る所で設計に関わっています。それと同時に町の未来についても関わっています。ニュースでカーボンニュートラルと言う言葉を聞いたことがあると思います。国や企業が二酸化炭素を減らしますと言っていますが、目に見えないので身近に感じないかもしれません。ではSDGsは身近ですよね。小学生のイベントでもSDGsについて質問されます。私たちは30年以上前から資源の無駄を少しでも少なくなるように、再利用した資材を積極的に利用する方法などを考えて建築をつくってきました。また太陽光利用の開発や風力、潮力などの自然エネルギー利用の提案などにも関わってきました。建築家は、未来を守る行動、未来を創造する活動を行っています。SDGsの期限はあと4年を切りました。
また、私たちは美術館や博物館、ギャラリーやまちの広場でイベントを行います。建築作品の展覧会、社会の未来や問題解決などを語るセミナー、まちや建築を体験するフィールドワーク、絵を描いたり、建築などの設計と模型製作などのワークショップ、といった一般の方の参加型で建築を楽しんでいただける活動も行っています。是非ご参加ください。
世界の建築家や学生と交流
私たち公益社団法人日本建築家協会(以下、JIA)は国際建築家連合(UIA)の日本の窓口です。またアジアの建築文化の向上、建築家や学生の国際交流の場であるアジア建築家評議会(ARCASIA)にも私たちは加盟しています。近畿支部では、韓国釜山へ建築大展国際コンペの審査員を派遣したり、台湾の中華民國全國建築師公會(NAA)に招待されるなど、特定の国や都市との信頼関係も築いてきました。このように世界との交流の場で活躍しています。
このように建築家は身近で活動しています。建築の展覧会などに足を運んで頂き、またセミナーやワークショップなどにもご参加ください。
また建築家や建築に関係する学生の皆さん、JIAで社会貢献してみませんか。学びの場としてJIAを活用してみませんか。皆さんのご入会を心より歓迎いたします。
- 更新:2026年10月15日
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