JIA建築家大会2016 大阪
笑都物語繋いできたもの、繋いでゆくもの
繋がることの大切さは、人々の生活においてはもちろん、街や文化も脈々と繋がっているからこそ熟成され、良質な建築もその証として残される。元来、「商都」といわれた大阪は、何気ない日常においても味のある粋な会話がかわされてきた街。人と人の「繋がり」をテーマにするふさわしい濃密なコミュニケーションの中に成立してきた文化。その傍らには常に「笑い」があった。本大会では、「笑い」が支えてきた商都大阪の受け継がれてきた文化の歴史物語に改めて目を向け、「繋がる」、「繋いでいく」ことの大切さを再認識すると共に、これからのまちのありようを考える機会とする。
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(※写真はイメージです)
大会ロゴについて
大阪の文化と笑い6つのポイント
関西大学名誉教授の井上宏先生が、大阪の文化と笑いについて、6つのポイントを挙げておられます。
- ① 実質文化と本音
建前よりも本音が大事。建前を本音で崩すことで笑いが生まれる。 - ② 交渉の文化と勘定の文化
交渉ごとには笑顔は付き物。
時と場合により、さりげなく微笑みながらきつい冗談の一つもかわさないといけない。 - ③「する」文化と楽の思想
人生を楽しく過ごそうという姿勢は、笑いのある人生を大切に思っていることに繋がる。 - ④ 創意の文化と柔軟思考
新しいものを創るもとはアイデア。
笑は固定した観念を斜めに見たりずらしたりすることで生まれる。アイデアに笑いが関係する。 - ⑤ 口の文化と大阪弁
言葉の言い回しに工夫をし、洒落やユーモアを入れて笑いに結びつけていく。 - ⑥ プロセスを楽しむ文化
形のあるものよりプロセスを楽しむ気風が強い。
③の「する文化」と④の「創意の文化」に通じる。
これらそれぞれを「笑う」アイコンとし、サブタイトルでもある「繋いできたもの、繋いでゆくもの」と関連して6つの「繋がる笑い」を表現してます。一つ一つの笑いの繋がりが大阪文化を生み出したとすれば、笑いの文化は大阪の誇りであることを踏まえ、建築とは人や街を楽しませるもの。今大会を通して、建築家と人、建築家と街、建築家と文化など、大阪の様々な繋がりを「笑」を通じて、これからも更に繋がっていくことが、込められたロゴとなっております。
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