プログラム 10月29日

タイムテーブル

展示

Time

10:00〜12:15

会場:大阪美術倶楽部 詳細: 登壇者 桂歌之助 青木豊彦 倉田哲郎 関純子 古谷誠章

Symposium 3

シンポジウム3 生きる街
市民が担うまちづくり

一般参加可能

古典落語の演目には、「暮らし」と「文化」と「街」との結びつきを感じさせるものも多く、そうした土壌に根ざした笑いや人情の機微からは日常の活き活きとした暮らしの豊かさが伝わってきます。物質重視から心の時代へと移行しつつある中、こうした落語には改めて豊かさに対する価値観やこれからのまちづくりに対しても、古くて新しい貴重な示唆が潜んでいるのではないでしょうか。
シンポジウム3は、落語演目にも度々登場し、上方文化とも由縁深い豪商・鴻池家本宅跡地を舞台とします。
第一部:パネルディスカッションでは、噺家が誘う落語の世界観を手掛かりに、多彩なパネリスト方にご自身のキャリアとともに一市民としての立場も踏まえた多様な視点から、市民が担う街づくりについてお考えを語っていただきます。
第二部:落語会では、かつては建築学生でもあった落語家・桂歌之助氏が「三題噺(即興落語)」に挑戦します。パネルディスカッションで唱えられた各キーワードを繋げて、一つのショート(笑都)・ストーリー(物語)に見事仕立て上げることはできるのか⁉︎ これは当日のお楽しみです。
多くの皆様にご参加いただき、これからの「生きる街」について、共に考え、新たな視座を発掘し、共有し合える有意義な機会となれば幸いです。

登壇者
桂歌之助

落語家

桂歌之助

落語家

1971年、大阪府高槻市生まれ。1996年、千葉大学工学部建築学科卒業後、二代目桂歌之助に入門し、歌々志(かかし)を名乗る。2007年、三代目桂歌之助を襲名。なにわ芸術祭新人賞(2006年)。繁昌亭大賞輝き賞。咲くやこの花賞大衆芸能部門。文化庁芸術祭新人賞(2007年)など多数受賞。

青木豊彦

東大阪モノづくり親善大使

青木豊彦

東大阪モノづくり親善大使

1945年生まれ。モノづくりの町、東大阪で「メイド・イン・東大阪」の人工衛星(まいど一号)の打ち上げ計画をスタートさせた中心者。「モノづくりにはプライドを持たなければならない」との思いは、同社を世界的航空機メーカー・ボーイング社の認定工場に押し上げた。大阪市立大学や和歌山大学では客員教授も勤め、多方面に精力的に活躍中。

倉田哲郎

大阪府箕面市長

倉田哲郎

大阪府箕面市長

1974年、静岡県清水市(現・静岡市)生まれ。1997年、東京大学法学部卒業後、郵政省(現・総務省)入省。2003年に総務省から箕面市に出向。08年に総務省を退職し、当時全国最年少市長として箕面市長(34歳)に当選。現在は3期目を勤める。斬新な施策を次々と打ち出し、箕面のまちの「元気づくり」「魅力アップ」に取り組んでおり、その手腕は多方面からも注目されている。

関純子

関西テレビ アナウンサー

関純子

関西テレビ アナウンサー

大阪府豊中市出身。1988年、大阪大学人間科学部卒業後、関西テレビ放送入社。生活情報番組「痛快!エブリデイ」の司会を落語家桂南光氏と約15年担当。現在「みんなのニュース ワンダー」「カンテレ通信」、フジテレビ「みんなのニュース〈みんなのふるさと〉中継リポーター」などを担当。また、イベント司会、講師でも活躍。一男一女のママアナ。ブログ「ママアナ関純子が行く!」を執筆中。

古谷誠章

建築家 早稲田大学教授

古谷誠章

建築家 早稲田大学教授

1955年生まれ。スタジオナスカ代表取締役。1980年に早稲田大学大学院修了後、1986年より近畿大学講師を経て、1994年に早稲田大学助教授。1997年より現職。代表作に「アンパンマン・ミュージアム」「茅野市民館」「小布施町立図書館まちとしょテラソ」「実践学園自由学園学習館」等。日本建築学会賞。日本芸術院賞。日本建築大賞。AACA賞など多数受賞。

Time

12:45〜14:15

会場:大阪美術倶楽部 詳細: 登壇者 竹原義二 木村博昭 古谷誠章

Epilogue

エピローグ これからの街

一般参加可能

大阪のこれからの街を考えるうえで、欠かすことのできない近代建築遺産をプロローグで紐解き、繋いできたものを再発見し、シンポジウム01~03において文化都市の復権で文化香る街への変貌とは、街の品格とは、大大阪時代以前の繁栄とは、その後、経済至上主義時代をまっしぐら、そして現在、失ったもの、得たものを探り、次にソーシャルな側面から行政交えて諸問題を掘り下げ、新しいの視点からの考察を重ね、市民目線での街づくりを各方面で活躍される方々と共に考えていく。以上の論考を踏まえ、建築家が繋いでいくものを再考し、「これからの街」のあり様を整理し、問題提起する。繋いでいくことこそ記憶であり文化である。微笑みこぼれる街、生きれる街とは…これらをこのエピローグ「これからの街」で皆様と共に考える機会になればと思います。

登壇者
竹原義二

建築家

竹原義二

建築家

1948年生まれ。1978年 無有建築工房設立。2000年~2013年 大阪市立大学教授。2015年~ 摂南大学理工学部建築学科教授【受賞】渡辺節賞。村野藤吾賞。他多数。

木村博昭

建築家

木村博昭

建築家

1952年 大阪府生まれ。1979~82年 グラスゴー大学Mackintosh School of Architecture 大学院博士課程。1983年 Ks Architects共同設立。1986年~ 同木村博昭+Ks Architects。1997年 神戸芸術工科大学環境デザイン学科助教授。2000年 同教授。2006~ 京都工芸繊維大学大学院 建築学専攻 建築設計領域教授。【受賞】1991年 大阪建築コンクール渡辺節賞。1992年、2000年 大阪建築コンクール知事賞。2004年、2007年 神戸景観・ポイント賞。2005年 第8回関西建築家大賞。 2008年 アジア建築家協会・アルカシア賞佳作。2015年 Hon.FRIAS, 英国スコットランド王立建築家協会名誉上級会員。

古谷誠章

建築家 早稲田大学教授

古谷誠章

建築家 早稲田大学教授

1955年生まれ、早稲田大学、同大学院修了。文化庁芸術家在外研修員としてマリオ・ボッタ事務所。近畿大学工学部助教授などを経て、現在早稲田大学教授。【受賞】JIA新人賞、日本建築学会賞、日本建築大賞、AACA賞、日本芸術院賞など【作品】『アンパンマンミュージアム』 『詩とメルヘン絵本館』『ジグハウス/ザグハウス』『茅野市民館』『小布施町立図書館まちとしょテラソ』『実践学園自由学習館』『喜多方市庁舎』『日清食品WAVE』など。【著書】『Shuffled』『がらんどう』『建築家っておもしろい』『NOBUAKI FURUYA,179WORKS』ほか

Time

13:00〜17:00

会場:東福寺 曼殊寺 詳細: 案内人 野村勘治

Tour

京都庭園巡り

庭屋一如を理想とする日本の空間。その一体性を支えるデザインは、両者に架け渡された様々な物語により生まれた。庭と建築の鑑賞は解き明かしてこそ見えてくる。読んで見る知的体験の庭園鑑賞にご案内します。
重森三玲という昭和初めの作庭家の流れに沿い、庭園に込められた哲学を辿る至福の時間が流れます。※JIA文化財修復塾2016年度現地講座認定を受けています。単位取得希望者は別途申し込み時に申し出ください。

案内人
野村勘治

京都林泉協会

野村勘治

京都林泉協会

Time

14:30〜16:00

会場:大阪美術倶楽部 詳細: 登壇者 高岡伸一 倉方俊輔

Forum

フォーラム「生きた建築」って何?
ー「イケフェス大阪2016」に向けてー

一般参加可能

「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(通称:イケフェス大阪)」は、日本最大級の建築一斉特別公開イベントであり、大阪市内を中心に繰広げられる一般市民向けの建築体感フェスである。
今年の継続開催に向けて、生きた建築ミュージアム大阪実行委員会の委員で建築家の高岡伸一氏(大阪市立大学特任講師)と建築史家の倉方俊輔氏(大阪市立大学准教授)を迎え、多くの市民を引きつける「生きた建築」や「イケフェス大阪」の魅力について語り合います。

登壇者
高岡伸一

建築家 大阪市立大学特任講師

高岡伸一

建築家 大阪市立大学特任講師

1970年 大阪府生まれ。1994年 大阪大学工学部建築工学科卒業。1996年同大学院工学研究科修了。1996~2004年昭和設計勤務。2004年高岡伸一建築設計事務所設立。2006年より大阪市立大学都市研究プラザ特任講師。2012年より江之子島文化芸術創造センタープランニングディレクター。近年は大阪市内を中心に、近代建築や戦後建築の調査・研究、改修設計等に携わる。共著に『大大阪モダン建築』『いいビルの写真集』ほか。

倉方俊輔

建築史家 大阪市立大学准教授

倉方俊輔

建築史家 大阪市立大学准教授

1971年 東京都生まれ。1999年 早稲田大学大学院博士課程満期退学、博士(工学)。西日本工業大学准教授を経て、2011年より大阪市立大学大学院工学研究科准教授。共著に『吉祥寺ハモニカ横丁のつくり方』『これからの建築士』『生きた建築 大阪』『大阪建築 みる・あるく・かたる』著書に『吉阪隆正とル・コルビュジエ』『ドコノモン』ほか。

Time

14:30〜16:30

会場:綿業会館 本館7階大会場 詳細: 登壇者 出江寛 渡辺豊和 松隈洋

Forum

出江寛×渡辺豊和 座談会

一般参加可能

80-90年代に大阪は、ポストモダンが隆盛を極めた時代、その渦の中心にありました。
日本の風土に建築の精神性を見出した出江寛氏、反近代・アジア思想を基底に新たな文明を追及する渡辺豊和氏など、強烈な個性を持った建築家達がひしめきあい火花を散らしていました。巨大な社会イデオロギーの渦中にあって、彼らは独自の建築哲学を紡ぎだし、今なお、オリジナルな価値は色あせることがありません。
そうした先鋭的で強靭な哲学は、どのように生まれることが出来たのでしょうか。大阪が熱く燃えた時代を生きた巨匠2氏と、司会に松隈洋氏をお迎えし、建築哲学を巡る対話をしていただきます。そして、今大会で全国から集まる建築家達へと、その熱い思いを繋いでいただきます。本対談は、今の大阪でしか出来ない、時代も世代も飛び越え建築と向き合う濃密な時間を目指します。

Time

15:00〜17:00

会場:ディアモール ディアルーム 詳細:

Event

トークイベント「住まいが繋がるとき」

一般参加可能

都市への集中や高齢者人口の増加により、生活は激変し「空き住戸」や家のなかの「空き部屋」が増え、社会のストレスを地域全体で支えていくようにシステムへの転換が求められています。
JIA建築家大会2016大阪のサブテーマである「繋いできたもの、繋いでいくもの」をヒントに、各地域の建築家が自作を中心に世帯や世代を繋げる箱としての住まいを語っていただきます。
また、お互いを支え合う社会の一部として、これからの時代に求められる住まいについて議論します。

Date

10月27日〜29日

Time

9:00〜20:00各店舗に準じます。

会場:三休橋筋商店街 各店舗 詳細: 参加店舗 平岡珈琲店 R39bar コホロ エルマーズグリーン Give&Gift Cafe スリーチ ムニーズ 高山堂

Exhibition

建築 CAFE

一般参加可能

全国から大阪を訪れる建築家や建築関係者に、三休橋筋界隈にある喫茶店やカフェでリラックスしながら、会話を楽しんでいただく機会を設けたく「建築CAFE」を大会期間に合わせOPENします。
また大阪の残したい風景や建築を店内に展示しております。ぜひご投票いただき、結果をJIAホームページ等で発表して残すべき大阪の景色の価値を再認識したいと思います。

Date

10月27日〜29日

Time

9:30〜18:00※10/27は10:30から

会場:綿業会館 新館7階大会場 詳細: 審査委員長 千葉学 審査員 国府田道夫 大西麻貴 岡安泉 戸恒浩人 前芝辰二 特別審査員 吉松秀樹

Exhibition

第10回建築家のあかりコンペ 2016

一般参加可能

「あかり」は、太古の昔から人が集まる場をつくってきました。煮炊きする場や暖をとる場など、「火」がその始まりですが、その後闇を照らす「あかり」としての側面が照明の発展へとつながっていきます。近年では、照明は様々な用途に使われていますが、昨今の災害の現場に遭遇すると、改めて「あかり」は、人の集まる場にとって、なくてはならにものだと実感します。熊本の地震災害においても「あかり」は、安心や安全をもたらすとともに、人と人のつながりを媒介する、かつての「火」のようなものとして、私たちを支えてくれていることに気づかされます。今改めて「人が集まるあかり」について考えてみて下さい。街中で、自然の中で、住まいの中で、人が集まる場に相応しい「あかり」をLED光源と現代の技術を駆使し量産可能な照明器具として提案してください。自由な発想から生まれる斬新な提案を期待しています。

審査員
千葉学

建築家 東京大学大学院工学系研究科教授

千葉学

建築家 東京大学大学院工学系研究科教授

1960年東京生れ。1985年東京大学工学部建築学科卒業。1987年同大学院修士課程修了、株式会社日本設計入社(〜’93年)、1993年ファクターエヌアソシエイツ共同主宰(〜’01年)、2001年千葉学建築計画事務所設立、東京大学大学院工学系研究科准教授(〜’13年)、2009年スイス連邦工科大学客員教授(〜’10年)、2013年東京大学大学院工学系研究科教授、現在に至る。主な受賞に、2009年日本建築学会作品賞(日本盲導犬総合センター)、2013年ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋賞功績賞(大多喜町役場)、第27回村野藤吾賞(工学院大学125周年記念総合教育棟)など。

Date

10月27日〜29日

Time

9:30〜18:00※10/27は10:30から

会場:綿業会館 新館7階大会場 詳細:

Exhibition

全国学生卒業設計コンクール作品展示

一般参加可能

Date

10月27日〜29日

Time

9:30〜18:00※10/27は10:30から

会場:綿業会館 新館7階大会場 詳細:

Exhibition

JIA関連賞展示

一般参加可能

日本建築大賞、優秀建築賞、新人賞、環境建築賞、25年賞、関西建築家大賞の作品展示

Date

10月27日〜29日

Time

10:00〜18:00

会場:ディアルーム(ディアモール大阪内) 詳細:

Exhibition

全国住宅模型展+近畿の建築系大学作品展

一般参加可能

住まいが繋がるとき都市への集中や高齢者人口の増加により、生活は激変し「空き住戸」や家のなかの「空き部屋」が増え、社会のストレスを地域全体で支えていくようにシステムへの転換が求められています。JIA全国大会大阪のテーマである 「繋いできたもの、繋いでいくもの」をヒントに、各地域の建築家が自作を中心に世帯や世代を繋げる箱としての住まいの模型を展示します。

Date

10月23日〜29日

Time

10:00〜21:00

会場:ファッショナブルストリート(ディアモール大阪内) 詳細:

Exhibition

近畿で活躍する建築家展

一般参加可能